VG ベジタブルグリセリン

今回は電子たばこのリキッドに使われているVGについて説明したいと思います。

電子たばこを知るまではVGなんて聞いたことない!って方がほとんどじゃないでしょうか?
知っていたとしてもVG=ベジタブルグリセリンの略ってぐらいでしょうか。

なんとなく使っててたぶん安全なんだろうけど、実際の安全性ってどうなの?ということやそもそもVGってなんだ?ということなどVGについて徹底的に紹介していきたいと思います。

VG(=ベジタブルグリセリン)ってなに?

VGはグリセリンの一種で、植物を原料として作られたものなので、ベジタブルグリセリン=VGと言われています。

ネット上では、VGの精製方法は5つあって、植物が原料とか、動物性の油脂が原料で・・・という記述がありますが、ちょっと間違いですね。

正しくはグリセリンの精製方法があって、その中で植物性の油脂を原料にして作られているものがVGという感じですね。

煙がもくもく出てさぞ体に悪そうなイメージがありますが、実は植物性の油脂が原料なんですね。

グリセリンって何に使われているの?

グリセリンってあまり聞いたことはないかもしれませんが、身の回りにあふれています。

例えば、石鹸なんかに保湿の目的で混ぜられていたり化粧品にも滑らかにするためにたくさん使われています。

人体への影響が少ないので、直接肌に触れたり食品の添加物として使われることが多いです。

VGと電子たばこの関係

では日常の周りにグリセリンの存在が意外と身近ということがわかっていただけたかとおもいますので、次は電子たばことどういう関係があるのか紹介していきたいと思います。

煙の量が増える

まず一番電子たばこへの影響が大きいのは煙の量です。

主にリキッドってVGとPGが混ぜられて作られているのですがVGの量が多くなればなるほど煙の量が多くなってきます。

クラウドチェイスという煙の量をひたすら追い求める人はVGが100パーセントじゃないと吸わないという人もいますので、このVGの量はリキッドを評価する時に目安になります。

フレーバーのノリが悪い

逆にVGの比率が多いと、フレーバーのノリが悪いです。
つまりあまり味が出てこないという感じです。グリセリン自体が甘いので、甘みでマスクされてしまってフレーバーを若干感じにくいです。

特に影響があるのは個人的にはニコチン入りリキッドですね。
VG比率が高いとニコチンを後から添加しても、なかなか混ざってくれません。

いくらVGで薄めてもニコチンのノドにぐっとくる感じが薄まらないので、ニコチンを後から入れる人はある程度PGで伸ばしてから入れるといいかもしれません。

味を取るのか、煙の量をとるのか。二律背反するので、面白いですよね。

粘度が高くなる

もう一つ気を付けるべきなのは粘度が高くなることです。

VGが高いリキッドを吸うときは、タンク式のアトマイザーではなく、ドリップ式のアトマイザーを使用するほうがいいです。

(タンク式やドリップ式が意味不明という方は「電子タバコ(VAPE)を始めたいけど、アトマイザーって何?」で詳しくまとめていますので参考にしてください。)

というのもタンク式だと、コイルへの供給が追い付かなくなる可能性があるためです。
粘度が高いと流れるスピードが遅くなるのでその分コイルまで距離のあるタンク式だと不利なんです。

ドリップ式だと直接コイルにリキッドをたらせるので特に気にしなくても大丈夫ですが。

粘度が高くてドリップ式とも相性がいいので、クラウドチェイサーには好まれる理由ですね。

VGを扱うときの注意点

リキッドとしてのVGを扱うときの注意点についても紹介したいと思います。

自己殺菌効果が少ないので保存方法には注意

VGはPGと違って殺菌能力があまりありません。
なので、適当に保存していると菌が繁殖してしまう可能性があります。

特に自分でリキッドを作る人向けのお話なのですが、VGを扱うときはできるだけ冷暗所で保管することをお勧めします。
もしくは、PGと混ぜて防腐剤のような働きをするようにしてあげてください。

グリセリンはアルコールの一種で可燃性なので注意

またこれも保管場所のことなのですが、グリセリンはアルコールの一種なので可燃物です。

引火点(火が付く温度)は160℃で発火点(勝手に火が付く温度)は370℃なので、高温になる場所に置いておいても自然発火する可能性は低いですが、火の回りに置いておくのは引火する可能性があるので危険です。

特にドリップ式でコイルのガンクを飛ばすときに空焚きするときはグリセリンの近くで行わないことと、念のため消火用の水を用意できる場所で行うことをお勧めします。

まとめ

VGは電子たばこを楽しむうえで必要不可欠です。

安全性に配慮して、特性をしっかり理解しておけば安全に扱うことができます。

一昔前はあまりVG比率の高いリキッドってあまりなかったのですが、今では80パーセントVGが配合されているリキッドも多いです。

煙と味の両立が目指せるバランスの良い配合ですね。
個人的にはVG:PG=80:20のリキッドが一番好みです。

しっかりとVGについて知識をもって、危険のないように安全に電子たばこを楽しんでくださいね。